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九州S1(日本酒)グランプリ準優勝 重家酒造の純米大吟醸「横山50」 料理との 相性抜群

S1グランプリ(「横山50」を掲げる横山常務)壱岐の日本酒が準優勝を果たした。焼酎の陰に隠れがちな九州の日本酒を東京でPRする目的で開催されている「酔っても美味い!九州S1グランプリ」の第4回大会が19日に東京都内のホテルで行われ、今年初めて出品した重家酒造(石田町、横山省三代表)の純米大吟醸「横山50」が、日本酒醸造実質2年目ながら、出品40品(40蔵)の中で見事に準優勝の快挙を達成した。壱岐焼酎に続く銘酒の誕生は、壱岐の知名度アップにも大きく貢献しそうだ。
審査は日本酒好きな一般参加者150人が、用意された料理にもっとも合う酒に投票する方式で進められた。酒の銘柄は伏せられたまま試飲を行った。
1回戦はマグロ刺身で上位20品、2回戦はポテトサラダで上位8品、準決勝は揚げ出し豆腐で上位4品、そしして決勝は豚肉の塩糀焼きとの相性(マリアージュ)で順位を決定した。料理は、東京でのPRが目的のため、居酒屋にあるメニューから選び、味付けも敢えて東京風となっている。
「横山50」は1回戦を難なく突破したものの、2回戦のポテトサラダでやや苦戦し、準決勝進出8品の中では7位タイの26点だったが、準決勝はさすがに豆腐が名産の壱岐だけに揚げ出し豆腐との相性は抜群で、首位に2点差の59点と高得点を獲得。
注目の決勝は124点を獲得し、148点の八鹿酒造(大分県九重町)の吟醸「極上八鹿」に続く準優勝となった。3位は天吹酒造(佐賀県みやき町)の大吟醸「愛山」で94点、4位は小松酒造(佐賀県唐津市)の純米吟醸「希」で57点だった。
審査に立ち会った横山太三常務は「まずは1回戦突破を目指していたが、ここまで来たら優勝したかった。最後の豚肉が牛肉だったら、壱岐の酒との相性がもっと良かったかもしれません」と悔しがったが、「醸造所を貸して頂いた澄川醸造場(山口県)に1か月泊り込んで、3~4時間の睡眠で取り組んできた成果が認められた。専門家ではなく、一般の消費者、特に若い人たちに評価してもらったことがうれしい」と笑顔を見せた。
1~3位の酒は東京都内の23店舗の飲食店で24日から提供されており、これまで知名度がゼロに近かった壱岐の日本酒のファンが、東京から急増することが予想される。
壱岐での日本酒醸造は、明治35年には焼酎38蔵に対して日本酒も17蔵があり、重家酒造も平成2年まで醸造を行っていた。杜氏が高齢になったことから撤退していたが、横山常務は「いつか復活させたい」と常に考えていた。昨年から特別純米「確蔵」を販売。純米大吟醸「横山50」は兵庫特A区の山田錦を米麹に使用し、精米歩合50%まで磨き上げ、「女性をターゲットにライチの香りで、甘いけれど切れが良い酒を」という設計図を描いて、今年4月に絞り半年間氷温貯蔵してきた。
大手の酒造所は事前に発表された料理に合わせた銘柄を選んで出品できるが、重家酒造は同様な作戦が立てられない。それでも「2位ということは改善の余地がある。来年は優勝を目指します」と横山常務は力強く言い放った。
「横山50」は同酒造では完売しているが、島内では勝本町・川村酒店にのみ、ごくわずかの在庫がある。価格は1・8㍑3970円(税込み)。

 

S1グランプリ(盛大に行われた第4回S1グランプリ)

S1グランプリ(準優勝を喜ぶ関係者ら)




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