市還暦式が8日、壱岐の島ホールであり、皆で還暦を祝った。
対象は昭和39年4月2日から40年4月1日までに生まれた市内280人、市外161人の計441人で、そのうち市内175人、市外138人の計313人が出席した。
還暦者代表者会主催の長寿祈願式(神事)に続き、市が主催して還暦式があり、篠原一生市長から旧10中学校区ごとの代表者に還暦証書と記念品が贈られた。
代表者の中には腕を組んで登壇する男女ペアもあり、会場から笑い声と拍手が起こり、終始和やかな雰囲気で式は進んだ。
篠原市長は式辞で「昭和、平成、令和の厳しい経済の時代を乗り越えてこられた。現在の成熟した社会は皆様のご尽力の賜物で感謝申し上げる」と述べた上で、「市の総合計画では2050年に人口2万人を維持する計画を掲げている。国は1万3千人と予測しており、約7千人上乗せする高い目標。役所だけでなく、皆様が培ってこられた経験、知識をお貸しいただいて壱岐新時代に向けて一緒に壱岐を進めていただきたい」と呼びかけた。最後には市老人クラブ連合会、末永榮幸会長の発声で万歳三唱した。
同学年の有名人には、政治家で元俳優の三原じゅん子さん、歌手の稲葉浩志さん、薬師丸ひろ子さん、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんらがいる。