小学生ソフトボールの今季開幕戦となる第8回九州電力杯市小学生ソフトボール大会が6日、大谷グラウンド専用球場で、4チームが参加して開催された。
ともに初戦を猛打で圧勝した初山ファイターズと芦辺レッドパワーズによる決勝は、初回から目が話せない点の奪い合いとなった。
1回表初山は、まだ制球が定まっていない芦辺のエース・松本一の球を見極め、2四球とエラーで1死満塁のチャンスをつかむ。5番日高捺はライト超えのタイムリーで2点を先制した。
芦辺も負けていない。1回裏に機動力を生かしてゆさぶりをかけ、1死二三塁から内野ゴロ間に1点。5番井本七はジャストミートで左前タイムリーで同点。さらに2死一三塁から一走の松本一が盗塁し、送球間に三走井本七が本塁を陥れるディレードスチールで逆転した。
2回表の初山は村部駿の右前タイムリーで同点に追いついたものの、3回裏に芦辺が1死二三塁から松本一の中前タイムリーで2点を挙げて再び突き放し、4回裏の攻撃中に時間切れ(70分間)。5‐3で優勝を決めた。
芦辺・井本幸彦監督は「レギュラーが1人、インフルエンザで出場できなくなり、試合前はどうなることかと思っていました。でも女子4人が本当に頑張った。女子力での優勝ですね」と江上、井本、松本蛍、石橋と慣れないポジションでもレギュラーを務めた女戦士を称えた。
芦辺の部員は11人と少ないが、石橋駿キャプテンは「団結力がすごいのです。みんなで喜びを分かち合いたい」と今年は大会で8回優勝することを目指している。
【成績】▽準決勝 芦辺17‐1志原、初山11‐4沼津
▽3位決定戦 沼津12‐5志原
▽決勝
初 山 2100-3
芦 辺 3020X-5