地域情報

若手医師育成施設 市民病院に併設

市議会(行政報告を行った白川市長)

◆行政報告抜粋
【はじめに】
▽ハートミーティング 20~30代の若手職員と壱岐市の未来、市政に対する思いや考えなど意見交換を行う「職員とのハートミーティング」を10月9日から開始。私からは、従来の「地域のリーダーであること」「素早い対応」「常に壱岐市のことを考えること」に加え、3つの目「遠くを見る目(将来のこと)」「広く見る目(市全体のこと)」「深く見る目(職務のスペシャリストになること)」を持つことを要望している。
▽大学との連携 長崎県立大学の「しま体験教育プロジェクト」が文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」に採択されたことから、10月22日、同大学を訪問し、意見交換を行った。平成26年度から事業開始され、2年時にフィールドワークを行う予定で、平成27年度から200人ほどの大学生が壱岐を訪れる。
【交流人口の拡大】
▽観光振興 「しまとく通貨」の県全体の販売状況は、10月末現在で15億4335万円、年間目標に対して42・9%。壱岐市の換金額は4億1772万円で、年間目標額の43・5%となっている。
【産業の振興】
▽農業の振興 本年度の水稲作況指数は、県全体では98%だったが、壱岐は100%と平年作の発表がされた。早期米のコシヒカリは高温による登熱障害などによる品質低下で1等13・1%、2等86・4%だったが、高温耐性のあるつや姫は1等92・9%、2等6・1%と好成績で、収量・品質とも今後に期待の持てる結果が出ている。普通期米は、台風後の倒伏、病害虫などによりヒノヒカリが1等7・1%、2等76・0%と品質低下の被害を受けたが、にこまるは1等90・4%、2等9・6%だった。
農地・農業用施設等災害については、8月、9月の集中豪雨による被災申請箇所43地区の現地査定が実施され、平均査定率95・7%、査定額4639万円となった。また11月10日の豪雨により農地・農業用施設災害26箇所、林地災害1箇所が発生している。
▽水産業の振興 本年4月から10月までの漁獲量、漁獲高を昨年同期と比較すると、漁獲量は1600㌧で3・13%の増加だったものの、漁獲高は16億6千万円で1・08%の減少となっており、魚価の低迷が深刻な状況にある。
【病院事業】
▽壱岐市民病院 経営状況は、本年4月から9月までの上半期の経常収支が約3千万円の黒字となり、経営状況は確実に改善している。特に入院患者は、診療体制の充実による患者受入体制強化等により、病床利用率は80%前後と安定して推移している。CT及びマンモグラフィーの両撮影装置の更新が完了し、最新機器による検査体制の充実も進んでいる。
来院者の増加に伴い駐車場拡張のため、正面玄関側に18台分の駐車スペース増設の工事を12月から着手し、3月の完成を目指している。
第3次長崎県地域医療再生計画に基づく事業として、研修医の宿泊施設の整備が採択された。本事業は、研修室と宿舎を兼ねた施設を病院に併設し、研修医や卒後3年から5年の若手医師の確保を進め、若手医師育成の拠点としていくとともに、壱岐地域の医師不足解消の一役を担うものとして期待している。
引き続き、長崎県病院企業団への早期加入に向けて、市民病院の機能強化の取り組み等について、全力で進めていく。

 

関連記事

  1. ドローンについて学ぶ 操縦体験も 鯨伏でドローン教室
  2. 人命救助の4人に感謝状 救急の日ちなみ消防本部
  3. スペイカー来島、野良猫に手術 県動物殺処分ゼロプロジェクト
  4. 国境離島新法制定へ総決起大会 1300人が「頑張ろうコール」
  5. 33年ぶり鯨組「羽刺唄」披露。壱岐商業高校創立70周年式典
  6. 3年ぶり行動制限ない夏 壱岐の島夜空の祭典2千発彩る
  7. 赤ちゃんイルカ「ミラク」が死亡 イルカパークのアイドル
  8. 元五輪選手らがクリニック ミニバスケット選手84人参加

おすすめ記事

  1. 壱岐初のZINEイベント 市内外40組が出展
  2. 田中海凪さん(石田中2年)に内閣総理大臣表彰 障害者週間のポスターが全国最高賞 ヘルプマーク の周知訴える
  3. 壱岐署が各種支援活動を実施 12月2日まで犯罪被害者週間

歴史・自然

PAGE TOP