JA壱岐市が1億円産地を目指して推進するジャガイモ「壱岐黄金」の収穫祭が2日、郷ノ浦町の平人営農組合(辻川秀樹代表理事)の畑であった。
壱岐黄金は、2017年に県農林技術開発センターで育成された品種「ながさき黄金」のうち、品質基準をクリアしたブランド。「インカのめざめ」の特性を引き継ぎ、鮮やかな黄金色やデンプンの割合が高いのが特徴で、同組合は昨年から栽培し、今年の春作は2月に約50㌃で作付けしていた。
収穫祭は、志原地区まちづくり協議会(山川茂久会長)が収穫の喜びを感じてもらおうと地元住民を対象に企画。約50人の家族連れが訪れ、手作業で掘ると拳ほどの大きさに実った壱岐黄金が次々と顔を出した。収穫後にはフライドポテトにして振る舞われ、皆で舌鼓を打った。
志原小6年の市山悠人さんは「深く掘ると大きなジャガイモがたくさん出てきて楽しかった。持って帰ってポテトチップスにして食べたい」と話した。
同組合は、来季は作付け面積を60㌃に拡大予定で、将来的には100㌃を目指している。