第77回県消防団大会(県消防協会、壱岐市主催)が16日、壱岐の島ホールで県内21市町の消防団の代表約580人が一同に会して開かれ、消防精神と団結を新たにした。
大会は県内自治体を巡って開かれ、本市開催は16年ぶり。式典で総裁の大石賢吾知事が「消防団員は地域の誇りであり、なくてはならない存在ということを痛感し、活動に感謝申し上げる。県民が安全安心に暮らせる地域づくりに力添えをいただきたい」などとあいさつ。
また、開催地を代表して篠原一生市長は「複雑多様化、甚大化することが予想される自然災害に対し住民の防災への関心は高い。災害防災は行政の責務ということを念頭に、災害に強いまちづくりに取り組む」とあいさつした。
最後には安川昭彦市消防団長が「郷土愛に輝く伝統ある消防精神と、強固な団結のもと郷土を災害から守り、県民の信頼と負託にこたえることを誓う」と宣言した。
式典では各種表彰や消防音楽隊ハミングバーズの演奏のほか、意見体験発表もあり、壱岐市消防団芦辺地区第1分団班長、篠崎康輔さん(47)が福岡西方沖地震の教訓など述べた(次号に要旨掲載)。