4月14日の壱岐市長選に合わせて子どもたちによる模擬選挙を予定しているいきこども選挙実行委員会(渡野剛委員長)は2月25日、ワークショップを郷ノ浦町のクロスポート武生水で開き、小学生から高校生までのこども選挙委員(19人)が壱岐の島に何を求めるかなど話し合った。
こども選挙は主権者教育の一環として計画され、子どもたちに投票を体験してもらうだけでなく、選挙を通じて街のことを考えるきっかけにしてもらおうと県内で初めて企画された。
この日は、こども選挙委員に応募した子どもたちが、壱岐に求める施設など意見を出し合い、それが実現することで10年後、誰が、どう喜ぶのかまでを考えた。
委員からは「大人から子どもまで楽しめる娯楽施設がほしい」や「体を動かせる施設を作り、健康長寿の島にしたい」「伝統文化に触れられる場所が必要」などの意見が出された。
ワークショップは今後も続けられ、立候補予定者に質問したいことなどを話し合う。
委員の壱岐商業高校情報処理科2年、松尾結希那さんは「色々と経験したいと思って参加した。小学生の子どもたちがしっかりと意見を持っていて驚いた。皆と話し合えて自分の学びにもなっている」と話した。
同実行委は、選挙当日に実際の投票所とは別の場所に設置される「こども選挙投票所」の運営を手伝う「大人サポーター」を募集している。詳しくは同事務局・クロスポート武生水(☎050‐5211‐5434)、もしくは以下のQRコードを読み込む。