市は地域おこし協力隊(移住定住促進担当、政策企画課所属)の隊員に、群馬県太田市出身の元会社員、長澤みずきさん(33)を任命した。採用は1日付けで、任期は最長3年。任期中の隊員は6人となった。4日、市役所であった辞令交付式で白川博一市長が辞令を交付した。
長澤さんは販売員だった前職の転勤で、長崎市在住だった2019年、一人旅で初めて壱岐を訪れた。車窓から見えた清石浜の美しさに感動し、浜に降りると不思議と「帰ってきたなという感覚」があった。全国各地に住んだ経験があったが、その感覚は初めてで、いつかは壱岐に住みたいと思うようになった。その後、インターネットで壱岐について知らべ、協力隊に応募した。「私のような感覚になる人が必ずいると思い、そういう人の気持ちが一番わかる人になりたいと思いました」と応募の動機を語った。
また、「島内の方々が何を感じ、どんな風に仕事をして、島外から移住してきた人に対してどんな気持ちでいるのか、色々な人の意見を聞いて、皆が幸せになれるようにしたい」と意気込みを語った。趣味はお笑い番組を見ること。「人に笑ってもらうというのは凄い技術だと思います」と笑顔で話した。