柳田地区公民館(谷口覚館長)は10日、柳田地域連携プロジェクト10周年記念イベントとして、柳田小学校校庭と同学童農園で本年度収穫祭を開き、地区の児童ら約250人が参加した。
柳田地区公民館は今年9月、本年度県食育推進活動表彰を受賞しており、この収穫祭も「子どもたちが農業体験学習することで食べ物の大切さ、農家の苦労や喜びを学ぶ」「子どもからお年寄りまで多くの人が参加することで地域同士のつながりや共食の機会を作る」などこの推進活動の趣旨に則り開催している。
開会前から柳田小児童と保護者が焼きいもなどのために火起こし体験をして準備。開会式では同小3~6年生が太鼓を叩きながら踊る沖縄由来の「あしびな踊り」を披露。柳田保育所園児が元気に挨拶した。
イベントでも児童たちが、同小の農園で収穫したもち米、ジャガイモ、サツマイモや柳田みその販売、餅つきや大豆の脱穀などの農業体験、ついた餅であんこ餅つくりなどを行い、豚汁、赤飯、焼き芋、いも天の試食に舌鼓を打った。
谷口館長は「子どもたちが満面の笑顔で地域の人たちとの触れ合い、農業体験などを楽しんでくれた。10年間続けてきて、イベントとして成長を続け、大成功だったと思っている。この体験が思い出に残り、子どもたちが将来、また柳田に戻ってきてくれたら、こんなに嬉しいことはない」と話した。