霞翠小学校(大川信也校長、83人)の伝統行事「霞翠小ごみゲッツ」が11月22日に行われ、全校児童が歩きながら道脇に落ちているゴミを拾い集めた。
困難を克服しようとする心や美しい環境を守ろうとする心を育てることに加え、地域に環境美化の取り組みを啓発することを目的に毎年実施している。
ゴミを拾うコースは、清石浜など芦辺方面を巡るコースや湯ノ本を巡るコースなど約12~23㌔の5つが設定され、児童たちはそれぞれ希望のコースを選択。午前8時半に学校を出発し、保護者ら約40人がボランティアスタッフとして子どもたちが集めたゴミを車で学校に運ぶなどサポートした。
この日、児童たちは合わせて71袋分の空き缶などのポイ捨てゴミを回収。午後3時過ぎに次々と学校へ戻ってくると、互いの完歩を讃えた。
清石浜方面を巡る23・5㌔のコースに参加した6年、西野琉生さんは「皆で歩き抜けてよかった。去年よりは少なかったが、タバコや缶、ペットボトルのポイ捨てゴミが多かった。清石浜から見た海がきれいで印象的。車からのタバコのポイ捨てを見たことがあるが、やめてほしいと思う」と話した。
校庭であった到着式で大川校長は児童たちを労い、「拾うことも大事だが、捨てないことが大事です」と呼びかけた。