今月末で3年の任期を終える市地域おこし協力隊の髙田望さん(32)と田口有香さん(41)が6日、壱岐の島ホールで活動報告会を開いた。
髙田さんは東京都出身のフォトグラファー。政策企画課でメディアプランナーとして、SNSの運用やふるさと納税返礼品の取材や撮影、チラシやポスターの作成などに取り組み、インスタグラムのフォロワーは、「壱岐島オフィシャルフォト」のアカウントは2倍の3043人、「地域おこし協力隊」のアカウントは5倍の2159人に増やし、島内外の壱岐ファンを倍増させた。
髙田さんは「壱岐の人の壱岐が好きという気持ちとより良くしたいという熱い思いを感じた。壱岐には多くの魅力があり、すでにあるものも多い。新しく作るだけでなく、それらをブラッシュアップするだけでも発信力に繋がると思う」などと述べた。
田口さんは大阪府出身。観光課(観光連盟)で情報発信業務担当として、テレビや新聞、雑誌への情報提供や市公式ポータルサイトへの情報発信など行ってきた。
インスタグラムは継続的に更新し、4百回を超える投稿も。写真は当初、「映え」を意識していたが、見やすい目立つものに切り替えるなど工夫を凝らし、フォロワーを約10倍の5959人に増やした。
退任後は2人とも本市で暮らし続ける予定で、髙田さんはパートナーと立ち上げたデザインと写真のクリエイティブユニット「ついで」の活動を中心にアート活動を継続。「一市民として継続して地域貢献に繋げていきたい」と話した。
田口さんはライターとしての執筆活動や畜産農家の夫の手伝いを行う予定で、「学んできたことを壱岐市に還元できるように取り組みたい」と話した。