八幡浦伝統の盆行事「カズラ曳き」が今年も13~15日にあり、約8㍍に編み込んだカズラを浦の通り約8百㍍で曳き、先祖の御霊を供養した。
13、14日は先祖を西方浄土から迎えるために西から東に、最終日は東から西を往復。午後7時頃から約1時間かけて、小学生や帰省客ら住民約百人が「エンヤーマイト、ヤッサーモッサー」の独特の掛け声をあげながら軒先に飾った提灯が光る通りを勇壮に曳いた。
以前は青年会を中心に行ってきたが、人口減少に伴い近年は地元消防団員が中心となって伝統行事を引き継いでいる。
芦辺地区第2分団の分団長、岩井将人さん(42)は「地元に伝わる伝統行事で代々やってきているので続けていきたい」と話した。