文化・芸術

「猫のダヤンとアベコベアの月」展 9月10日まで一支国博物館で開催

 一支国博物館の第65回特別企画展「池田あきこ原画展『猫のダヤンとアベコベアの月』」が21日に開幕した。9月10日まで。観覧料は一般400円、高校生以下200円、未就学児無料。
ダヤンは絵本作家の池田さんが描く、可愛くもちょっとミステリアスなネコで、絵本をはじめ様々なグッズで子どもから大人まで高い人気を誇っている。今年はダヤン誕生40周年で、各地で記念展示が開催されている。
今回の展示は絵本「アベコベアの月」シリーズの原画を軸に、マザーグースをテーマにしたフォーチュンカードの原画、旅先などで描いたスケッチブックなど全55点を展示。スケッチブックは会期中に作品入れ替えを予定している。
河合恭典副館長は「展示の入口から絵本の中に迷い込むような演出をしている。『アベコベアの月』はダヤンの夢の中の世界で、なおさら不思議な世界が展開されている。大人もあまり深く考えずに、直感的に不思議な世界を楽しんでもらいたいと思っている。パステルと色鉛筆で描かれたネコの毛並みのほんわかとした柔らかいタッチのふわふわ感や、旺盛な好奇心を表している大きな目など、ダヤンの魅力に触れてもらいたい。壱岐とは直接関係がない作品ではあるが、スケッチブックには『猫島』として有名な福岡・相島など離島のネコたちも描かれている」と展示の見どころについて解説した。
2階ではダヤンに関するオリジナルグッズを多数販売しており、8月11日には池田さんのサイン会、ギャラリートークも予定されている。
◆池田あきこ 東京生まれ。1976年に革工房わちふぃーるど設立。83年に東京・自由が丘店のシンボルキャラクターとして「猫のダヤン」を描く。その頃から不思議な国・わちふぃーるどを舞台にした物語を描き始め、絵本、画集、旅のスケッチ紀行など著書は130タイトルを超えている。作品の原画は河口湖・木ノ花美術館に常設展示されている。

関連記事

  1. 長岡美桜さん(壱岐高2年)が最優秀賞 県高校総体ポスター図案に採…
  2. 華々しく市総合文化祭 2日間にわたる出演部門ステージ
  3. 元沼津中校長 ウエダ清人さん 壱岐題材の油彩画展示
  4. 守時タツミコンサート 「風そよぐ」など14曲披露
  5. 県中国語コンテストで最優秀 鶴我悠菜さん(壱岐高3年)
  6. 288年の伝統、勇壮に舁き山 郷ノ浦祇園山笠
  7. 版画部門で野川さんに知事賞 第69回子ども県展表彰式 副知事らが…
  8. 串山ミルメ浦遺跡 元は海 原の辻ガイダンス発掘速報展

おすすめ記事

  1. 還暦式で長寿願う 昭和40年度生454人対象
  2. 国重要文化財ずらり 原の辻国特指25周年記念展
  3. こころキッズ共生型サービス 壱岐のこころで利用者募集

歴史・自然

PAGE TOP