市は11日、連携協定を結ぶIT企業のアナザーワークス社が展開する複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」に応募のあった実証実験アドバイザー5人の就任式をオンラインで行った。
協定を結んだ昨年11月12日から2週間の応募期間に82件の応募があり、書類とオンライン面接で選考。DX推進アドバイザーに飯沼広基さん(29=東京)、ワーケーション促進アドバイザーに福田和
博さん(48=神奈川)、田代里沙さん(35=福岡)、組織運営アドバイザーに小野将大さん(38=神奈川)、植本宰由さん(33=福岡)が採用された。
5人はこの日から3月末までの3か月間、オンラインでのアドバイスを中心に壱岐市の課題解決に向けた無償サポートを行う。
白川博一市長は「行政課題は複雑多様化しており、官民の共創が必要になる。複業人材5人の皆さんの民間力を取り入れることで、柔軟な行政組織に成長していくことを期待している」と歓迎の言葉を述べた。
アナザーワークス社の大林尚朝CEOは「2週間で82件という応募者数は極めて多い。多くの人が壱岐市のプロジェクトに興味を持っている証拠だ。採用された皆さんはいずれも素晴らしい経歴で、壱岐市との間でどのようなシナジー(お互いに作用し合い効果や機能を高めること)が生まれるのか楽しみだ」と話した。