市成人式が9日、壱岐の島ホールであり、新成人の対象者261人のうち230人が出席。成人としての誓いを新たにした。
式では白川博一市長が新成人代表の平田伶央さん(芦辺町)と中原伊歩紀さん(石田町)に成人証書と記念品を贈り、式辞で感謝の気持ちを表すことと人との出会いを大切にすることの2つを求め、「この島はいつでもいつまでも皆さんを応援しています」と門出を祝った。
また、勝本小6年の山口颯太さんと芦辺中3年の山本章介さんが新成人へメッセージを贈り、最後に新成人を代表して大島大青さん(郷ノ浦町)と松永侑奈さん(勝本町)が誓いの言葉をそれぞれ述べた。
大島さんは「コロナがあるからやりたいことができない、というのでは、この世に生を受け一度切りの人生に申し訳ない。多くのことに制約がかかり、できることも限られたが、自分の将来のためにこの状況の中でできること、努力すべきことは必ずある。この逆境をただマイナスに捉えず、いかにプラスになるよう考えるかが、自分の成長のカギである。大人としての自覚と責任感を持って全力で駆け抜けることを誓います」と述べた。
また、松永さんは「挑戦にはネガティブな結果になることもある。過去は変えることができないが、過去の思いは変えることができる。諦めると失敗のまま。失敗を受け入れ、試行錯誤を繰り返して成功にたどりついた時、失敗した過去は必要だったと私たちは知る」と語り、「『見上げる空は晴れわたり』は勝本小校歌の歌い出し。希望ある未来があることを信じて、失敗を恐れず挑戦し続けます」と述べた。