地域情報

スピリチュアルで壱岐を売り出せ 隠れた観光地をツアーで検証 新道お宝プロジェクト実行委員会

ファム(女岳神社の磁力をチェック) 郷ノ浦・新道商工振興会の次世代を担う若者らで構成する、新道お宝プロジェクト実行委員会(山口貴史会長)は14日、行政、学術経験者、マスコミ関係者ら約30人を招いた「壱岐スピリチュアルツアー」の視察を行った。同会は壱岐の新しい魅力を情報発信し、島外からの集客を目指すべく、観光と商店街を結びつけた「観光まちづくり」に着手。新道地区にある伊藤小左衛門地蔵を「お宝地蔵」として全国へ売り出すなどのプランを立てている。

ファム(ガイドの伊佐藤さんの説明を熱心に聞く)宝当神社(佐賀県唐津市高島)は300人が暮らす離島にある。20年程前、同神社が「宝が当たる」と読めることから、町おこしとしてお宝グッズを販売。宝くじを購入した人が同神社にお参りし、当選した経緯を全国メディアが取り上げたことで一躍有名となり、多い時で年間20万人を集客した、観光まちづくりの好例だ。
この人気にあやかろうと考えたのが同委員会。「お宝地蔵」を拠点にして、地元民も知らない、観光マップにも掲載されていない隠れたパワースポットなどを「広く島外の人たちに紹介できないか」「ツアーとして成立するのか」などという観点から、今回の検証(ファム)ツアーを実施した。
ファム(満潮時の小島神社)島外からは和歌山大学観光学部・出口教授、九州大学院環境デザイン部門・田上准教授、アヴァンティ(福岡・女性向け情報誌)やぐらんざ(福岡・シニア向け情報誌)の編集者ら11人。島内からは松尾壱岐振興局長や米村市観光商工課長、市観光連盟、市商工会など20人が参加。ツアー後には来年度以降の商品化へ向けて意見交換会を行った。
参加した唐津ケーブルテレビジョンの亀井信一放送部長は「ミステリアスなストーリーを秘めた素材がたくさんあり、可能性は感じたが、バスガイドの解説とセットで成り立っているようにも感じた。バスガイドの育成がカギ」と課題を挙げ、「スピリチュアルをキーワードに壱岐取材ができないか、検討したい」と興味を示した。
ファム(初めて訪れた人は驚く塞神社)福岡から壱岐に嫁いだ庄司啓子さんは「ガイド付きで神社・地蔵さんに行くことができ、ただ単にお参りするだけではなかった点が楽しかった。壱岐を満喫・満足・満腹出来るツアーがあれば、観光客も地元民も楽しめる」と話した。
山口会長は「観光パンフレットに載っていないスポットを巡るだけではなく、各方面の専門家に参加頂き、幅広い意見を頂いた。今後、ツアーの商品化やお宝地蔵のPRに生かし、情報発信をしていきたい」と、スピリチュアルによる新道商店街活性化の実現を誓った。
ファム(ゆれ地蔵を揺らす参加者)ファム(お宝地蔵のおみくじをひく参加者)aファム(お宝地蔵に集まった参加者)a

関連記事

  1. 壱岐署、駐在所に古本回収箱 犯罪被害者週間にホンデリング活動
  2. 小島神社参道改修の支援募る 田河まち協と氏子会が連携
  3. 中国から2団体 インバウンド着々
  4. 壱岐市はウォークラリー開催 ねんりんピック長崎2016
  5. イオングループが壱岐市で婚活支援 「ミライカレッジ壱岐」
  6. 吉本芸人4人が観光大使。福岡で壱岐を情報発信。
  7. 秋の夜空に1千発 壱岐島ふるさと花火
  8. 梅雨の壱岐路を銀輪が疾走 サイクルフェスタに618人出場

おすすめ記事

  1. 還暦式で長寿願う 313人が出席
  2. 無人島でかくれんぼ 妻ヶ島で大会初開催
  3. 低塩分、外洋との水温差など指摘 「護岸撤去などで生育環境改善を」 イルカパーク管理・ 環境等検討委員会

歴史・自然

PAGE TOP