県は19日、平成26年県観光統計を発表した。観光客延数は3265万4164人で前年比4・8%増。統計を取り始めた昭和47年以降最多だった平成13年を超え、過去最高となった。県観光振興課は「長崎がんばらんば国体・がんばらんば大会の開催、世界文化遺産関連の集客、ハウステンボスの好調さなどを要因として挙げた。
壱岐市の観光客延数は53万5602人で、前年比4・0%減、約2万2千人の減少だった。市町ごとの減少率では西海市(9・3%)、松浦市(4・7%)に次いで悪い数字となった。
観光客実数は23万7273人(地元客2万6638人、県内客1万2138人、県外客19万8497人)で、うち日帰り客数7万7739人、宿泊客実数15万9534人、平均宿泊数1・87泊だった。修学旅行宿泊者数は5953人で、前年比16・1%増、826人の増加だった。
同課は「日帰り客数は増加したものの、夏季及び秋季の天候不良による島外からの観光客数が減少したため、宿泊客滞在数も減少した」と分析した。