九州運輸局は8月26日、管内の主要離島航路(12社16航路)の昨年度輸送実績を発表。旅客は174万人で対前年度比53・3%、自動車は21・6万台で同84・9%と、いずれも統計を取り始めた2000年度以降、過去最低となった。
博多~壱岐・対馬航路は旅客49万2232・5人(6~11歳の子ども1人は0・5人分)で対前年度比51・9%、軽自動車7万737台(同83・4%)、乗用車3万3818台(同72・8%)、バス230台(同32・4%)、トラック3万6689台(同97・5%)だった。
同局は「上半期は新型コロナの感染拡大による移動自粛の影響で輸送実績は大きく減少した。下半期はGoToトラベルや感染状況の落ち着きで回復傾向が見られたが、1月に緊急事態宣言が発令されると再び減少し過去最低を記録した。移動自粛は現在も続いているため、21年度も引き続き厳しい状況が続いている」と分析している。