今月末で任期満了を迎える国際交流員=CIR=のウエスト・トレバーさん(24)が16日、芦辺町の壱岐テレワークセンターで活動報告会を開いた。
アメリカ・イリノイ州出身。2019年に本市のCIRに就任し、出前講座や学校訪問を通して市民への英語普及に尽力したほか、市の申請手続きや観光地の説明の翻訳、外国企業との面談での通訳、SNSでの情報発信に取り組み、昨年の台風災害では、外国人向けに英語で災害情報を発信するなど、外国人の住民、観光客への支援を行ってきた。
報告会でトレバーさんは、英語だけでなく中国語や韓国語での情報発信の強化やゴミ捨てや災害のマニュアルの活用などを提案。「8月から国際交流員は不在となるが、市内の国際化は進んでいる。コロナ終息後のインバウンド対策も必要と思う。早めに国際交流員の復活をお願いします」と述べた。
また、「西アメリカで壱岐を知らせたい。コロナ禍が終わった時には友人や家族と壱岐に遊びに来たい」と話し、報告会後は関係者と記念撮影、皆で活動を労った。