地域情報

壱岐拠点を郷ノ浦に開設 ベンチャー企業AHGS

教育ベンチャー企業AHGS(アーグス、本社・東京都、早川諒代表取締役)がこのほど、郷ノ浦町に壱岐拠点を開設した。東京(3か所)、沖縄、フィリピン・セブ島に続いて同社にとって6か所目の拠点となった。

同社は教育とBPO受託業務(専門業務の外部委託請負)を主に展開しており、これまでセブ拠点を中心に日本向けインバウンド・アウトバウンド事業、通訳事業、海外向けコールセンター事業などに取り組んできた。だがコロナ禍でセブ島との往来が難しくなり、国内での事業展開により注力するために、国内の新たな拠点づくりを目指していた。

早川代表(38)は「場所を探して何か所か回っていたところ、1年前に壱岐に出会った。自然、食材、文化など島が豊かなことはもちろんだったが、温かい人が多く快く迎え入れてもらえたことに感動したことが決め手だった。日本の魅力を再発見した。この素敵な島の魅力を多くの人に知ってもらい、壱岐の活性化に一翼を担いたいと思った」と壱岐進出を決めた。

壱岐拠点ではコールセンター運営、「離島net」のサイト運営、離島移住サポート、壱岐留学の開催の4部門に取り組む。「コールセンターは東京から連れてきたスタッフを含め現在5人ですでに運営しているが、今後は壱岐に移住する人や、壱岐の地元の人を雇用して差し当たり20人規模、将来的には100人規模にしたい」と人口増加、島内経済活性化に取り組んでいく。

移住者には住居(シェアハウス)を準備し、渡航費や引っ越し費用なども負担。正社員は月給20万円以上、アルバイトは自給1200円以上と、東京並みの賃金体系も導入する。

早川代表は「離島留学もまずはキャンプ形式で英語、IT、動画制作などのスキルを提供するプロジェクトを、コロナが落ち着いたらスタートさせたい。ゆくゆくは長期的な留学も考えている。壱岐を応援する企業になることを目指している」と意欲を語った。

関連記事

  1. 県商工会青年部連合会・新会長に山川忠久さん
  2. 密避けリモート鑑賞も。壱岐高文化祭「煌雪祭」。
  3. 赤ちゃんイルカ誕生 奇跡の出産で命名「ミラク」 壱岐イルカパーク…
  4. 久間総務部長が潔白を答弁。退職願、長期休暇を説明。市議会一般質問…
  5. 9人目の地域おこし協力隊員。いきっこ留学担当・大森さん。
  6. 先輩は救命救急医 渡良小卒業生が講義
  7. 海を眺めて朝ごはん 市民ら壱岐の食材に舌鼓
  8. 灼熱のビーチフラッグ 夏☆夢☆祭

おすすめ記事

  1. 甲子園出場記念碑 野球部特別後援会が寄贈
  2. 審査員特別賞受賞 温泉総選挙の湯本温泉
  3. 更生保護女性会が 交通安全呼び掛け

歴史・自然

PAGE TOP