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壱岐高校生徒が成果発表。SDGs地域連携フォーラム

国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の推進に九州地区で取り組み、国の「SDGs未来都市」に選定されている本市、福岡県北九州市、熊本県小国町が、互いに取り組みを紹介し合う「SDGs地域連携フォーラム」が8日、北九州市の北九州芸術劇場で開かれ、自治体、学校、企業の関係者ら約4百人が参加した。

フォーラムの冒頭、北九州市の北橋健治市長は「各都市と連携し、九州からSDGsの成功モデルを発信したい」とあいさつ。フォーラムは3市町長らが「SDGsによるまちづくりと地方創生」をテーマに、それぞれが手がける事業を紹介し、意見交換を行った。

白川博一市長は、富士ゼロックスと地域連携協定を結んで取り組んでいる「壱岐なみらい創りプロジェクト」の対話会を通じて子ども、若者、女性などあらゆる市民の声を幅広く集めていること、市内外の団体・企業と連携してテレワークなど新たなビジネスモデルづくりを行っていること、再生可能エネルギーを活用した低炭素な島づくりを目標にしていることなどを紹介した。

また「壱岐なみらい創りプロジェクト」に参加している壱岐高校3年の長嶋友美さん、山内美侑さん、松本彩可さんの3人が「故郷が持続するために故郷を学ぶ」をテーマに発表した。3人は「島外から来た人たちに島について聞かれているうちに、自分たちが住む島について無知であることに気がついた。高校を卒業すると島を離れることになるが、その前に島についてもっと知りたいと思い、ネットではなく島の人から直接話を聞こうと思った」とプロジェクト参加のきっかけを話し、「壱岐にホスピスを作る」「ゲーム方式のゴミ拾いボランティア『拾イキ』」の2つのプロジェクトの成果を話した。

長嶋さんらは「『壱岐にホスピスを作る』では、光武病院の院長、看護部長と対話し、医療福祉研究発表会やRUN伴壱岐に参加し、様々な視点から物事を見られるようになった。ホスピス作りを必ず実現したいと思った。『拾イキ』では海岸漂着物問題の重大さに気づき、きつい、つまらないと思っていたゴミ拾いをゲーム形式にすることで楽しくし、ゴミ拾いのイメージ改革に少しだが貢献できた」と話した。

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