文部科学省は13日、本年度学校保健と学校安全表彰(文部科学大臣表彰)の受賞者を発表。本市から学校保健に瀬戸小学校(末永統子校長、76人)、学校安全に石田小学校(中上一義校長、225人)が選ばれた。本年度は表彰式は実施されない。
瀬戸小は、基本的な生活習慣の改善に向け、家庭で取り組んだことにチェックを入れる「ぐんぐんバンクカード」や夕食後などにテレビの視聴やゲームをしない「メディアリセットカード」を活用。児童自らが目標設定し、保護者や教師からのコメントを直接受けることができるようにしている。また、また、児童会活動で毎週金曜日の休み時間に音楽を聴きながら外を見て、目のストレッチをする「アイタイム」や体づくりに取り組む「ハッスルタイム」を実践している。
石田小は平成30年の文科省指定の学校安全総合推進事業の拠点校として防災教育の実践研究を進め、防災教育や安全教育全般をコーディネートする担当者を配置したほか、災害や事案に対応する危機管理マニュアルを見直した。
また、年3回行う避難訓練のうち1回は、昼休みなど教師が付き添わない状況で「迷って考える避難訓練」を実施。避難方法を児童自ら考えるようにし、実施前と後にチェックシートで行動を確認させるなど、より実効性の高い訓練を行っている。また、災害時の保護者への引き渡し手順を確認するため、参観日を利用して引き渡し訓練を実施。車の進入ルートなど確認し、他校へその実証結果を知らせている。