スポーツ

川下さんが聖火ランナー。1.8㌔を8人でリレー。

県は12月17日、県内をリレーする東京オリンピック聖火ランナーの一部、43人を発表。本市の走者に川下和明さん(40=JF郷ノ浦)が選出された。他市町では、佐世保市でキャスターの草野仁さん(76)、東彼杵町で女優の仲里依紗さん(30)、佐世保市で元プロ野球選手の城島健司さん(43)、島原市で女優の宮㟢香蓮さんらが選ばれている。

長崎県で聖火リレーが行われるのは5月8、9日で、壱岐市は8日。雲仙市のリレーが終わった直後に原の辻ガイダンス前で、あらかじめランタンで運ばれていた「子どもの火」からトーチに着火され、一支国博物館までの約1・8㌔を、トーチを持った8人のランナーがリレーしながら走る。走破後は新上五島町での聖火リレーにつなげていく。1人のランナーが走るのは約200㍍、2分間程度となる。本市の聖火リレーの時間は、それまでの進行によって未定だが、午後1時から2時ごろにスタートすることになりそうだ。

川下さんは一昨年の第3回壱岐ウルトラマラソン100㌔で、地元勢初の優勝を飾るなど、壱岐の陸上界を常に牽引している存在で、市の推薦により選定された。聖火ランナーは県の実行委員会選定以外に、東京五輪オフィシャルスポンサーでも募集されており、本市は川下さん以外にはまだ発表されていない。川下さんは「オリンピックの聖火ランナーなんて、おそらく生涯で一度だけのことなので、選んで頂けたことを本当に光栄に思っている」と選定を喜んだ。

中学時代から長距離ランナーとして卓越した能力を見せていたが「オリンピックを意識したことなどなかった。夢は箱根駅伝を走ることで、オリンピックは夢のまた夢だった。マラソンの瀬古選手には憧れていたが、雲の上の人だった。そのオリンピックに、聖火ランナーという形でも参加できることは感激だ。でも、いまの壱岐の子どもたちにとっては、オリンピック出場は決して夢ではないと思う。その子どもたちに、聖火ランナーを見ることで、オリンピックを身近なものとして感じてもらえたら嬉しい」と話した。5月8日は平日(金曜)だが、「子どもたちが見られるようにできないものでしょうか」と要望した。

東京五輪は「やはり長距離種目に注目している。仕事で見られない時間は、全部録画する。東京パラリンピックの視覚障害女子マラソンには、壱岐合宿の時に一緒に走った道下美里さんが出場する。リオパラリンピックは銀メダルだったので、今度こそ金メダルを取ってもらいたい」と全力で応援する。

関連記事

  1. 駿河台大学駅伝部が合宿 箱根駅伝シード権獲得誓う
  2. 最後の泥んこバレー大会、地元「田の真吾」が連覇。
  3. 元ホークス戦士が実践指導。壱岐若鷹会が少年野球教室。
  4. 竹下が27年ぶり大会新で優勝 福原も九州大会出場決める
  5. 筒城浜で稽古始め 剛柔流空手道修練会
  6. 松下が県高総体八百メートル優勝。壱岐勢6人が北九州大会進出。
  7. 田中亜可梨(芦辺中出身)が23日の都大路へ。長崎商が長崎市役所表…
  8. 4種目8人が大会新記録。新春マラソンに1859人出走。

おすすめ記事

  1. 約2千人が詰めかける 結の会バザー祭
  2. 華々しく市総合文化祭 2日間にわたる出演部門ステージ
  3. 船と龍テーマに企画展 国特史指定25周年 原の辻ガイダンス

歴史・自然

PAGE TOP