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1802人が出走。ハーフ男子、川谷勇貴さん連覇。壱岐の島新春マラソン

第34回壱岐の島新春マラソン大会(同実行委員会主催)が12日、芦辺・ふれあい広場を発着とする特設コースで開かれ、7部門33種目に延べ1802人が出走した。最高気温9・3℃、最低気温5・9℃は昨年より3~4℃低く、最大風速は7・3㍍、瞬間最大は15・3㍍に達して海沿いコースでは特に強く、多くのランナーが風との戦いに苦戦。大会新記録は新種目の1・5㌔小学4年男女以外は出なかったものの、各種目の注目選手たちはいずれも実力を発揮して貫録を見せ、新年に今年の更なる飛躍を誓った。

ハーフ一般男子、川谷さん貫禄示す。

大会のメーンとなるハーフ男子は、3年連続でニューイヤー駅伝に出場した実績を誇る川谷勇貴さん(28=佐賀・ひらまつ病院、壱岐商高出)が2年連続3度目の優勝を果たした。川谷さんは1日のニューイヤー駅伝で3区(13・6㌔)に出走。左アキレス腱を痛めていたため本来の走りを見せることができず41分52秒の区間37位で、2区の28位から総合37位に順位を落としてしまった。その激走からわずか11日後とあって体調は回復していなかったが、「1年の最初に、故郷・壱岐の大会でどうしても走りたかった」とけがを押して出場。前半から1㌔3分20秒のペースをきっちりと刻み続けた。

「ずっと1人で走ることになり、特に最後の直線は強烈な向かい風で苦しくなったが、沿道から『川谷さん、頑張って』という声援をかけてもらい、踏ん張ることができた。地元の大会ならではのモチベーションにつながった」と昨年の1時間11分51秒を1分6秒上回る1時間10分45秒で、2位に3分近い大差をつけて貫録の連覇を達成した。「今年は所属するひらまつ病院のキャプテンに選ばれた。今回は出場37チーム中最下位という悔しい結果に終わったので、来年こそは目標の30位を目指して、チームをまとめていきます」と力強く宣言した。

壱岐の長距離界のレジェンド・川下和明さん(40=JF郷ノ浦)は1時間19分08秒で、40歳代では優勝したものの、全体では6番目のタイムで、2年ぶり7度目の総合優勝はならなかった。「言い訳になってしまうが、走り込みが足りておらず、足が動かなかった。昨年よりも5分以上遅いタイムというのは情けない。川谷さんはやはりさすがの走りだった。今年から40歳代のカテゴリーに入ったので、200番台(40歳代のゼッケン)にだけは絶対に負けたくないと思って走っていた」と意地を見せた。

今年は東京オリンピック聖火ランナーとして市内を走ることが決まっており「聖火ランナーとしても、走ることの楽しさを多くの若い人に伝えていきたい」と話した。

ハーフ一般女子、小田さんが3連覇。

ハーフ女子は山口県下関市から出場した市民ランナーの小田育美さん(28=会社員)が1時間21分59秒で、2位に約9分の大差をつけて大会3連覇を果たした。「風の強い厳しいコンディションだったが、一昨年(1時間22分04秒)、昨年(1時間23分26秒)よりも速いコースベストをマークして優勝できたことはとても嬉しい。この大会に出場することが、年初の恒例行事になってきた。今年も良いスタートを切ることができて、モチベーションが高まります」と満面の笑みを見せた。

ハーフマラソンに出場したのは2年前のこの大会が最初だったが、それから年々実力を高めて、昨年のおかやまマラソン(35㌔)は2時間32分01秒、フルマラソンも熊本城マラソンは3時間01分41秒で4位、名古屋ウィメンズで3時間09分19秒、防府読売マラソンは3時間04分41秒で21位と主要大会でも好成績を残し、目標のサブテン(フルマラソン3時間以内走破)も視野に入ってきた。市民ランナーが壱岐の島新春マラソンをきっかけにトップアスリートへと、階段を着実に上がっている。

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