市は2月25日、市表彰条例の規定に基づき、平成30年度に芸術、文化、技能、スポーツの分野で功績のあった1団体と3人に対して、市長特別表彰を行った。表彰はいずれもスポーツ部門で、全国大会出場者が対象となった。白川博一市長から賞状と記念盾が贈られたのは壱岐ジュニアランナーズ(Jr、受賞選手5人)、松本陽鞠さん(盈科小6年)、野村夏希さん(郷ノ浦中1年)、長岡幸奈さん(郷ノ浦中2年)。
壱岐Jrの短距離リレーチーム(初山小6年・山内琉空、八幡小6年・重井鞍吏、田河小6年・田中咲稀人、渡良小6年・東谷豊連、盈科小5年・立石雅人)は昨年8月の全国小学校陸上競技交流大会(神奈川県)の男子4×百㍍リレーB決勝で52秒65の7位(全体14位)となった。松本さんは同大会の女子走り高跳びで1㍍15で45位。昨年の兄・汰壱さん(現・福岡第一高、走り幅跳び)に続いて、兄妹での受賞となった。野村さんは昨年10月のジュニアオリンピック陸上競技大会(神奈川県)のC女子八百㍍で2分23秒65の34位。昨年は全国小学校陸上競技交流大会の長距離リレー(6位)のメンバーとして受賞しており、2年連続の受賞。長岡さんは同大会のB女子走り幅跳びで5㍍04の20位。昨年もジュニアオリンピックに出場(4㍍95で23位)しており、こちらも2年連続の受賞となった。
白川博一市長は「将来の壱岐を担う若者たちの全国大会での輝かしい成績を誇らしく思う。市民に勇気と元気を与えてくれた。リレーメンバーは学校が異なり十分な練習ができなかったはずなのに、バトン技術など素晴らしいチームワークを見せた。松本さんは走り高跳びという難しい種目に果敢に挑み、お兄さんと刺激し合いながら見事な成績を残した。野村さんは全国の大舞台で自己ベストを記録し、上級生を圧倒する走りを見せた。長岡さんは2年連続のジュニアオリンピック出場の偉業を達成した。今年の全国中学出場も大いに期待している」などと栄光を称えた。