九州オープン綱引大会2017(九州綱引連盟主催)が1月22日、熊本県の鹿本体育館で行われ、一般男子の部には9チームが出場。本市の壱岐玄海酒造TC(米村誠晃監督、13人)が大会5連覇を達成した。
同チームは予選リーグを3戦全勝で突破。決勝トーナメント1回戦の薩摩川内市消防局綱引倶楽部(鹿児島)を57秒、準決勝の里研引会(鹿児島)を1分06秒と短いゲームで制して、楽に決勝へ進んだ。
決勝(3本勝負)はライバルの佐川急便福岡(福岡)との対戦になったが、佐川の攻めをしっかりとガードし、一気に攻めに転じる戦法で、1本目は1分14秒、2本目は52秒であっさりと連勝し、優勝を決めた。
松永晃生さん(32)は「佐川さんとはやや力の違いがあった。持久戦から一気に仕掛ける自分たちの形ができている。若手がウエートアップして、体つきも変わってきた」とチームの成長を実感した。
この優勝で同チームは第72回国民体育大会愛顔つなぐ愛媛国体(9月9、10日)に九州代表として出場権を獲得した。昨年の岩手国体(ベスト4)以上の成績が期待される。
今年最大の目標は3月5日に東京・駒沢オリンピック公園体育館で開催される2017全日本綱引選手権大会。15年は決勝トーナメントに進んでベスト16に入ったが、昨年は1勝差で予選敗退を喫した。
「昨年の悔しい1敗を取り戻すために、1年間週3回、ほぼ休みなしで練習をしてきた。目標はベスト8入り。壱岐に感動、興奮、元気を届けられるように、全国大会で自分たちの力を見せたい」と米村監督は胸を張った。