第30回記念壱岐・壱岐綱引大会(壱岐「町おこし」実行委員会、壱岐綱引連盟主催)が19日、筒城浜ふれあいセンターで行われ、6部門に32チームが出場した。
一般男子の部には1月の九州オープン大会で5連覇を達成した壱岐玄海酒造TC、同チームと決勝を戦った佐川急便福岡が揃って出場。両チームは順当に予選リーグ、決勝トーナメントを勝ち進み、再び決勝で相対した。
注目の一戦は九州オープン決勝同様に、壱岐玄海酒造TCの圧勝に終わった。同チームが得意な戦法は、ゲーム開始から2分以上はじっくりと待機し、持久戦に持ち込んで勝負を決める手だが、この日の1本目は1分過ぎに早くも仕掛けて、1分20秒で決着。2本目は開始から30秒で仕掛け、わずか46秒で圧勝。余裕で大会11連覇を達成した。
同チームの松永幸弘監督代行は「現段階では佐川さんと力の差があったので、待機戦ではなく、パワー勝負でどれだけやれるのか試してみた。昨年に比べればチーム力はアップしているが、序盤で40㌢以上も引かれたのは大きな反省材料だ。全日本綱引選手権大会(3月5日・東京)で一昨年のベスト16を上回る成績を残すためには、さらに練習が必要だ」と話した。
中学生女子の部は、石田中学校バレーボール部の「米倉軍団」が4戦無敗で優勝した。堤有未キャプテンは「バレーボールで培った粘り強さを発揮できた。この明るさと元気さで、今年の中体連ではバレーで1勝を挙げたい」と目標を語った。
一般女子の部は3チームだけの出場だったが、いずれも華やかなコスチュームで大会を盛り上げた。優勝した「芦少剣いらっしゃい!!」は芦辺少年剣道クラブの保護者で作ったチーム。池内靖明代表は「いま剣道部員は12人と寂しい。昨年は剣道着で出場したが、もっとみんなに剣道クラブに入ってもらいたいので、アピールする目的で鬼の着ぐるみや華やかなコスチュームを手作りした」と話した。
【成績】▽一般男子の部 ①壱岐玄海酒造TC②佐川急便福岡③粋絆会▽混合の部 ①玖珠クラブ②エバーグリーン志原③太公望A▽一般女子の部 ①芦少剣いらっしやい!!②給食センター調理ィー③K☆ガールズ▽小学生の部 ①筒城パワーズ②石田A③志原A▽中学生男子の部 ①原始人②7割シケメン3割イケメン③バレーボール部男子▽中学生女子 ①米倉軍団②やる気・元気・勇気③BIG BONG BONG