白川博一市長は2日に開会した市議会定例会9月会議の行政報告で、芦辺中学校の校舎建て替え用地を旧那賀中学校とする教育委員会からの報告について、校舎は新築する方が良いとの判断を示した。
市長は「旧那賀中学校は閉校後6年近くになり、普通教室や特別教室等の教材設備の利用停止や利活用のため一部撤去している実情がある。また普通教室が4教室不足するため、校舎の増築が必要となるが、校地の広さも十分とは言えず、増築の場合は教室の配置が窮屈になるなど、学習環境には不安が残る」と問題点を指摘。
その上で「生徒たちの学習環境を充実させることを第一義に考え、本事業における校舎の建て替えについては、現校舎を解体・撤去し、校舎を新築することにより不足する教室数は確保され、教育環境も整備されると判断している」と報告した。