市成人式が10日、壱岐文化ホールで開かれ、新成人295人(男140人、女155人=市内在住者と、市外在住の申し込み者)が出席し、万歳三唱で門出を祝った。
白川博一市長は史上最年少17歳でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんの言葉である「1人の子供、1人の教師、1本のペン、1冊の本が世界を変えられる」「私には二つの選択肢しかなかった。一つは声を上げずに殺されること。もう一つは声を上げて殺されること。私は後者を選びました」を紹介し、自ら立ち上がることの重要さを強調。「成人式の節目に人生を振り返り、お世話になった人への感謝の気持ちを持つこと。これまで支えてくれた人たちとの絆を大切にすること。故郷・壱岐に誇りを持ち活性化に参加すること」などを要望した。
新成人の誓いの言葉は、長岡ゆうかさん(郷ノ浦)が「壱岐には離島の不利があるが、それに負けない素晴らしい自然、人々の深い絆がある。壱岐に生まれて良かったと思う。壱岐の良さをこれからは守る側に立ち、誇りに思いながら1日1日を大切に生きていきたい」、横山諒平さん(勝本)は「いまは大阪で学生生活を送っているが、生まれ育った壱岐の名に恥じぬよう、責任感がある立派な人間になることを誓います」と述べた。