地域おこし協力隊のメンバーが壱岐在住者を取材し、その人の魅力を紹介する「壱州人辞典」を製作している。取材した内容は、壱岐UIターンポータルサイト「いきしまぐらし」やフェイスブックなどで順次公開されている。
同協力隊の藤木彩乃さん(30)=福岡県出身=が発案。「美味しい料理やきれいな景色はどの地域にもあり、地域差を出すために壱岐に住む人の魅力を伝えたい」と、ほかの隊員4人に声をかけて始めた。
協力隊でメディアプランナーを担当する髙田望さん(30)がカメラマンを担当し、ほかの4人が分担してインタビューを実施。経歴や日々の暮らしなどを取材し、記事にまとめている。
20日は藤木さんと髙田さんが郷ノ浦町の夫婦を訪れ、約1時間かけて取材。藤木さんが経歴や壱岐の好きなスポットなどについて談笑を交えながら、その人の人物像に迫り、高田さんは会話中の自然な表情をカメラに収めた。
この企画について、藤木さんは「壱岐にはおもしろい人がいっぱいいると思って貰えれば。この企画を通して取材を受ける方も読む方も、私たち自身も『自分にとっての壱岐』をより知るきっかけになればと思う。壱岐の人は壱岐愛に溢れていますね」と話した。
取材を受けた人が次の人を紹介するリレー形式で進められ、20日現在、すでに自営業者やゲストハウスのスタッフら6人を紹介。来年3月までに100人の取材が目標で、最終的に1冊の冊子にまとめる予定。
※「いきしまぐらし」https://ikishimagurashi.jp