本年度長崎デザインアワード2020で、壱岐の蔵酒造と五島列島酒造(五島市)のコラボ商品「1・5ONE FIVE」(30度、720㍉㍑)が、76の企業、団体、個人が応募した223点の中から最高賞の大賞を受賞した。
県内で企画、開発されている商品の中から優れたデザインを表彰し、開発意欲やデザイン力の向上を目的に県産業デザインネットワークが主催し今回で10回目。
1・5ONE FIVEは、壱岐産米麦100%の8年熟成焼酎と五島産米麦焼酎100%麦焼酎をブレンドした商品で、両市の花木であるツバキをモチーフに五島産の花から採取した天然酵母「五島つばき酵母」を使った長崎限定商品。島の魅力が融合し、味わい深く、米麹の旨味と甘い香りが特徴という。瓶は水色を基調としてツバキの花をあしらっている。
壱岐の蔵酒造の石橋福太郎代表取締役(48)は「離島は人口減少など明るい話題が少ない中で、コラボ焼酎で大賞が獲れて明るい話題を報告できてうれしい」と話した。