壱岐署の新警備艇「いき」(19㌧、田中虎仁船長)の就役式が17日、郷ノ浦町漁協前の岸壁で行われた。
1992年に配備された旧警備艇(18㌧)が老朽化したため、新造船が配備された。新船は全長約19㍍、幅約4・2㍍のアルミニウム合金製で、最高速力は40ノット以上で、前船よりも13ノット以上速い。最新鋭の衛星航法装置(GPS)、海底の地形を把握する音響測深機などを搭載している。
式に出席した県警本部の松本善彦生活安全部首席参事官は「密漁船などの高性能化に対応するため、最高速度に優れ、最新鋭の機器を装備した新船を配備した。密航・密漁・密貿易の取り締まり、水難事故における救助活動、海上パトロールによる犯罪抑止活動などに活躍を期待している」と話した。