社説

社説・壱岐PRに大物芸能人起用を

昨今、芸能界で大きなニュースが起きている。福山雅治さんの結婚は所属事務所の株価に影響を与えるなど、社会現象にまで発展した。芸能界のニュースを「くだらない」と言う人もいるが、ネット記事のアクセス数を解析すると、「内閣改造」よりも「福山雅治結婚」の方が何千倍も読まれているのが現実。アクセス数ではプロ野球優勝決定やサッカーW杯アジア地区最終予選よりも、芸能ニュースの方が大きな「数字」を持っている。
日本を代表する大手企業の多くがCMで芸能人を起用している。プロ野球・サッカー選手、力士などが起用されることもあるが、芸能人に比べるとごく一部に過ぎない。広告代理店が綿密な計算を行い、効果があるという判断を下しているからこその起用である。
宮崎県知事に東国原英夫さんが就いていた時には、その賛否は種々あったが、宮崎産マンゴー、地鶏が爆発的に売れ、大きな経済効果をもたらしたことは間違いない。
壱岐市でも著名人に「観光大使」を委嘱しているが、目に見えた効果はほとんどない。一方で、今年3月に本市でコンサートを行ったB’zは、壱岐島に大きな元気と一体感をもたらした。島民が立場など関係なしに一体となって歓迎したことは、来島したファンにも、B’z本人たちにも伝わり、ファンの間で「伝説のライブ」と言われているという。やはり超大物芸能人の力は大きい。
そこで提案だが、本市の宣伝のために大物芸能人を「広報部長」に選任してはどうだろうか。もちろん予算が伴うことになるだろうが、費用対効果をしっかりと計算すれば、決して無駄な投資にはならないはずだ。
壱岐に縁のある芸能人として、三浦春馬さんと橋本環奈さんが挙げられる。三浦さんは壱岐をモデルにした映画「奈緒子」で「波切島のランナー壱岐雄介」を演じた。橋本さんは親戚が壱岐におり、何度か遊びに来ていると聞く。受けてもらえるかどうかは判らないが、まずは当たってみても損はないはずだ。

 

関連記事

  1. 壱岐の宝「海」を守ろう。
  2. 来年度からプログラミング教育。
  3. 漫画で自治基本条例パンフを
  4. 時には反則すれすれの大胆さも
  5. 財政削減に切り込んだ提案を
  6. 玄海原発の改称を要望。
  7. 社説 会議の非公開は逆効果
  8. 台風の事前情報充実を。

おすすめ記事

  1. 「歩こーで!」壱岐市が2連覇 企業団体はイチヤマが優勝
  2. 4百人が収穫の秋楽しむ 王都米づくり収穫祭
  3. 高精細複製の南蛮屏風 一支国博物館で展示

歴史・自然

PAGE TOP