来春のセンバツ甲子園大会出場を目指す第137回九州地区高校野球権大会(秋季大会)決勝が11日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで行われ、海星が長崎総合科学大付属に17‐1で快勝した。両校は24日から鹿児島県で行われる九州大会に出場する。
海星新チームのキャプテンを務めているのは石田中出身の小畑翔大外野手(2年)。旧チームでも2年生ながらレギュラーの座をつかんでいた小畑は、新チームで3番を任される中軸に成長。10日の準決勝・長崎日大戦では3打数3安打、決勝でも5打数2安打2打点の大活躍でチームを勝利に導いた。
小畑は「九州大会ではセンバツ甲子園出場が濃厚になるベスト4入りをまずは目指したい」と抱負を語った。
海星で1年時からベンチ入りし、昨夏の甲子園大会も経験した土谷一志投手(郷ノ浦中出)は、今夏はひじの故障で休養を余儀なくされたが、秋季大会では1、2回戦、準々決勝の佐世保工、佐世保西、佐世保北戦に登板して好投。準決勝は9回にリリーフ登板して長崎日大の追撃を封じた。まだひじの状態は万全ではないものの、徐々に調子を取り戻してきており、九州大会でも小畑との壱岐コンビで旋風を巻き起こしてくれそうだ。