株式会社楽天は13日、旅行予約サイト「楽天トラベル」の宿泊実績(6月14日時点での予約)をもとに、「2015年夏 人気急上昇離島ランキング」を発表。「壱岐島」が全国3位に入った。
同ランキングは、夏休み期間(7月15日~8月31日)の離島宿泊予約実績を、前年同時期と比較。増加率が高い順に並べたもの。壱岐島は前年比83・67%増で、伊良部大橋が完成して陸続きで来島できるようになった伊良部島(沖縄・宮古島市=235・58%増)、8月16日にロケット打ち上げが予定されている種子島(鹿児島・熊毛郡=96・25%増)に次ぐ伸び率となった。
長崎県では他に対馬(66・91%増)が5位にランクインしている。離島全体では前年比18%増で、全国的に離島ブームの到来を予感させる数字となっている。
壱岐島について同サイトでは、「7月に世界文化遺産に登録された軍艦島にも近く、長崎空港からも航空便で約30分と好アクセスの壱岐島。穏やかな地形からは、島の至るところで海が一望でき、大自然を堪能することができます。また、4月中旬から10月初旬頃は、島の宝と言われるウニを楽しむことができます」と紹介されている。
昨夏は台風など悪天候の影響で観光客数は大きく落ち込んだが、今回のランキングは6月中旬時点での予約の前年比較であり、キャンセルは含まれていない。日本遺産認定、しまとく通貨、ふるさと割、燃油サーチャージ無料などの影響もあり、壱岐島人気が高まっているのは確かだ。