スポーツ

盈科Aが3年ぶり優勝 小学生駅伝大会

駅伝(30チームが一斉にスタート) 第16回壱岐ロータリークラブ小学生駅伝大会が7日、筒城浜ふれあい広場周回コース(6区間、5・7㌔=1・6区1・05㌔、2~5区0・9㌔)で開催され、市内18校から各1~2チームの計30チームが出場。気温7・5℃、好天・微風という絶好の条件の中、盈科Aが18分13秒で2011年以来3年ぶり7回目の優勝を飾った。
盈科が選手層の厚さを見せ、昨年2位惜敗の雪辱を晴らした。昨年3区で区間3位をマーク、今年のナイター陸上でも6年女子八百㍍に優勝している末永恋菜(6年)がスタートから猛ダッシュ。ハイペースに後半はやや息が切れたものの、2位田河Aに3秒差のトップでチームを勢い付けた。
2区松本汰壱(6年)はナイター陸上の共通走り幅跳びと6年百㍍の2冠。中距離になってもそのスピードは抜群で、2位との差をさらに10秒広げた。
3区は田河Aの松下真弓(まゆ=5年)がナイター陸上5年八百㍍の覇者らしく、区間新の2分50秒をマーク。盈科を1秒差まで追い上げた。「盈科との差を少しでも縮めようと懸命に前を追いました。練習では3分06秒掛かっていたので、本番で16秒も短縮しての区間新は信じられません」と喜んだ。
盈科は4区加藤宗一郎(6年)がその差を16秒に広げ、5区でも11秒差をキープ。6区三浦万治朗(6年)は昨年に続いてのアンカーの大役。その昨年は、優勝した鯨伏Aの中尾圭介とゴール前まで壮絶なデッドヒート。区間タイムでは中尾を1秒上回ったものの、総合では1秒届かず2着に終わった。それだけに「今年こそ優勝」と誓っていた。
駅伝(歓喜のゴールをした盈科A・三浦) 2位とは11秒差の首位でタスキを受け、「1位で来てくれたので少し焦りましたが、気を抜かないで最初から飛ばしました。2位との差は最初は気になったけれど、走っているうちに気持ちが集中してきました」と自分の走りに徹して3分10秒の区間タイ。2位田河Aにトータルで19秒もの大差をつけ、両手で「1番ポーズ」を決めてゴールインした。
三浦は、郷ノ浦中の駅伝などで活躍している三浦壱太朗(2年)の弟。「兄からのアドバイスは特にありませんでした」と言うが、来年は兄弟で中学中長距離界を賑わす存在になりそうだ。
盈科Aの山本隆裕監督は「タイムよりもチームのまとまりを重視してきた。並んで走り、互いを思いやり、きちんと返事やあいさつができることが一番。それだけに優勝はもちろんですが、Bチームが4位になったこと、個人戦出場者がみんな好成績だったことが何よりも嬉しいです」と大会を振り返った。
【区間賞】▽1区 末永恋菜(盈科A)3分24秒▽2区 松本汰壱(盈科A)2分44秒▽3区 松下真弓(田河A)2分50秒=大会新=▽4区 加藤宗一郎(盈科A)2分48秒▽5区 長嶋弥央(田河A)3分00秒▽6区 三浦万治朗(盈科A)3分10秒=大会タイ=
【躍進賞】(前年からもっともタイムを短縮したチーム)勝本A
▽個人の部
【男子1組】①山口大貴(盈科6年)3分36秒②堤建人(盈科6年)3分41秒③長谷川大翔(鯨伏6年)3分49秒【男子2組】①松尾蓮(盈科5年)3分37秒②山口凌央奈(盈科6年)3分39秒③辻村怜聖(石田5年)3分39秒【女子1組】①目良彩花(盈科6年)3分48秒②本尾汐里(田河6年)3分48秒③山下葵(石田6年)4分01秒【女子2組】①坂本菖(勝本5年)3分50秒②西茉南花(渡良5年)3分53秒③石橋侑葉(芦辺4年)3分53秒

駅伝(区間新をマークした田河A3区・松下)

 

関連記事

  1. 収穫に感謝 献穀田抜穂祭
  2. 勝本が熱戦を制す ライオンズ少年野球
  3. 郷ノ浦が九州大会進出 県中総体相撲競技団体戦
  4. 道下美里さんが金メダル 「壱岐は第2のふるさと」 東京パラリンピ…
  5. 壱岐国牛まつりが30周年
  6. 豪快にマグロ解体ショー 博物館など開館5周年イベント
  7. アイガモ放鳥 さなぶりの祭り
  8. 無人島に800人 辰ノ島フェスティバル

おすすめ記事

  1. 篠原市長が初登庁、就任式で演説 「一緒に日本一幸せな島へ」
  2. 4年ぶりに開催 津神社壱岐国牛まつり
  3. 重家酒造がグランプリ獲得 九州の蔵で初 「 松尾大社酒-1グランプリ」

歴史・自然

PAGE TOP