壱岐市で開催される国体ソフトボール競技成年女子の組み合わせが5日、決定した。
壱岐市出身の豊永優投手(IPU環太平洋大学4年=壱岐高~渡良中~渡良小)が代表に選出された長崎県は、10月18日の1回戦(芦辺・ふれあい広場第2試合=午前11時半試合開始)で、優勝候補筆頭の群馬県と対戦する。
群馬県はルネサスエレクトロニクス高崎、太陽誘電という日本を代表する女子ソフトボールチームを抱えており、国体は2連覇中。1988年以降、11回の単独優勝(他に途中打ち切りで複数チーム優勝扱いが2回)がある強豪。ルネサスエレクトロニクス高崎には北京五輪金メダリストで、先日の世界選手権でも2連覇の立役者となった日本の大エース・上野由岐子(32=福岡市出身)が所属している。
上野は世界選手権出場のため国体関東ブロック大会には出場していなかったため、現時点では国体メンバーとして登録されていないが、メンバーの入れ替えは可能なため、代表に選出される可能性が残されている。
壱岐では恩師である宇津木妙子元全日本監督が、子どもたちにソフトボール教室を開講することが決まっており、2020年東京五輪でのソフトボール競技復活へ向けてPRのためにも、スーパースターの上野投手を帯同することも考えられる。
豊永投手の凱旋登板だけでなく、上野投手の120㌔超のライズボールと長崎県の打線の対決が実現すれば、壱岐での国体最大のハイライトとなる。