地域情報

お宝地蔵を 商店街の活性化に

お宝地蔵ワークショップ(宝当神社の成功例を語る野崎さん)郷ノ浦・新道商工振興会(高尾幸英会長)は9日、壱岐お宝ネットワーク拠点プロジェクト「お宝地蔵PR事業ワークショップ(以下:勉強会)」を新道公民館で開催した。
勉強会では宝当神社(唐津市高島)で有名な宝くじ・グッズ販売「宝当乃館」の野崎隆文さんが講演。人口わずか300人の高島に「どうやって20万人を集客したのか」を年代別に詳しく紹介した。
また「当たりソーダ」や「折角来宝(せっかく来たから)」など、ブランド名に駄洒落を使ったユニークなお宝グッズが紹介され、来場者から笑いが漏れた。
野崎さんは「『あ~したい、こうしたい』は誰でも言えます。良いと思ったら、まず作ってみる。そして駄洒落を使うなど、面白おかしくお宝グッズを作り、来島者に笑ってもらえるように工夫しています」とし、「自分も楽しむことが大事」と語った。
同事業はお宝地蔵として知られている郷ノ浦町の「伊藤小左衛門地蔵」を観光まちづくりに生かそうと、地域商店街活性化事業の補助金を利用し企画され、今後はお宝地蔵祭りや壱岐のスピリチュアルツアーの企画、空き店舗を利用した観光案内所などの設置実験も予定されている。
▼伊藤小左衛門地蔵
江戸時代の初めに活躍した黒田藩の御用商人、伊藤小左衛門が福岡から壱岐市郷ノ浦町に運んだとされる地蔵。禁制品を密貿易した小左衛門は長崎奉行の厳しい追求により、はりつけの刑となるが、その密貿易で得た財宝を壱岐に隠して埋めたという伝説があり、別名「お宝地蔵」と呼ばれている。

▼宝当神社
佐賀県唐津市の唐津城から北西約2㌔の唐津湾に浮かぶ高島にある神社。20年程前、神社の名にあやかり、当選を祈願したところ、100万円の当選が出たことから「宝当神社に祈願すれば宝くじが当たる」という評判が立つようになった。その当時、来島者数は年間20万人を超え、現在でも年間6~7万人が訪れる人気の観光スポットとなっている。

お宝地蔵ワークショップ(観光まちづくりの事例を紹介)

関連記事

  1. 渡良小で校舎・体育館移転式典 旧渡良中を改修し有効活用
  2. 32年ぶりの日本一達成 全国消防操法大会ポンプ車の部 芦辺地区第…
  3. 筒城浜で海開き神事。水質は最高の「AA」。
  4. 7種目で大会新記録が樹立 第37回ナイター陸上競技大会
  5. 初山・渡良保育所が来年度休園 1年前倒しで実質的閉園措置 入所調…
  6. 下條雄太郎選手が記念講演 霞翠小学校創立150周年式典
  7. 秋の夜空に大玉開く 壱岐島ふるさと花火
  8. 酒類鑑評会「初代嘉助」が金賞。創業120周年 壱岐の華。

おすすめ記事

  1. 「ぜひ不妊去勢手術を」 壱岐島299が譲渡会
  2. 協定締結が50者に到達 エンゲージメントパートナー 壱岐新時代 構想に弾み
  3. 県知事賞に 農業組合法人五月

歴史・自然

PAGE TOP