壱岐振興局を中心としたメンバーで構成する「壱岐産米でおもてなし実行委員会」が4月26日から、市内57軒の飲食店、宿泊施設で、壱岐産米のおいしさを説明する「一声運動」をスタートさせた。平成25年度「こぎ出せミーティング」で決まった地域普及の取り組みの一環。
郷ノ浦町のビューホテル壱岐では午前7時からの朝食時に給仕を担当する仲居が「壱岐で採れた“にこまる”という銘柄米です。畜産農家との連携で良質な堆肥を使用して、減農薬栽培を実施しています。壱岐は夏季の冷涼な気候、豊富な水源があり、長崎県内有数の米の産地なのです」と利用客に壱岐産米の特徴をPRした。
卓上には「壱岐産米がおいしい理由」などが書かれたPOPとミニのぼりが置かれ、利用客の目を引いた。
壱岐振興局地域づくり推進課は「宿泊施設、飲食店の従業員に協力していただき、会話の中でさりげなく壱岐産米のおいしさを説明することにより、おもてなしと壱岐産米のPRに結び付けていきたい。今後は協力店舗を増やし、また各種イベントで4種類の壱岐産米のおにぎり食べ比べを行うなど、運動を拡大させていく」と夏の観光シーズン、秋の国体開催へ向けて、活発化させていく方針だ。