県神社庁壱岐支部(馬場忠裕支部長)の第36回献穀田抜穂祭が23日、勝本町本宮南触、岳山神社氏子、楠本秀さん(62)の献穀田(6㌃)で開かれ、地元住民ら約50人が参加。鯨伏小児童らが刈男、刈女となり古式ゆかしく鎌で刈り取った。精米後で約2百㌔の収穫が見込まれており、伊勢神宮や島内の神社40社などに献納される。
子どもたちに文化や食の深みに親しみ、地域社会との関わりの中で豊かな心を育んでもらおうと、同支部が神社総代会と協力して、毎年各町持ち回りで開いている。
刈り取り後には、壱岐神楽の豊年舞も奉奏され、皆で収穫を祝った。苗は4月のお田植祭で早乙女らによって植えられて以降、田長の楠本さんによって丹精込めて育てられてきた。今月の大雨で稲穂が傾いたものの、無事収穫を迎えた。
楠本さんは「とりあえず一安心しました。大雨も乗り越えて最高の出来だと思います」と喜びを滲ませた。