八幡浦伝統の盆行事「カズラ曳き」が13日と15日にあり、約8㍍に編み込んだカズラを浦の通り約8百㍍で曳き、先祖の御霊を供養した。
人口減少に伴い地元消防団員が中心となって伝統行事を継承している。例年、先祖を西方浄土から迎えるため13、14日の2回、西から東に曳き、15日は東から西へ曳いて見送る。今年は13日と15日の2日間のみ行われた。
15日は住民が軒先に送り火を焚き、その上をカズラが通過。小学生ら住民約60人が住民からの力水を受けながら「エンヤマイト、ヤッサーホイサー」の独特の掛け声をあげながら勇壮に曳き、送り火の煙と地面で擦れたカズラの香りが漂った。
芦辺地区第2分団の分団長、岩井将人さん(44)は「カズラ曳きは島外にいる人も帰ってきてくれる。長い歴史がある行事で、失くしてしまうのは寂しい。続けていきたい」と話した。