海上に張られたロープを腕力のみで渡る「海上レインジャー大会」(市商工会青年部芦辺支部主催)が14日、芦辺浦の安泊港内であり、市内はじめ福岡や台湾などから52人が出場。夏の青空の下、腕力を競った。
同大会は1995年まで開かれていた芦辺浦の伝統行事。一時期途絶えたが令和元年に24年ぶりに復活し、新型コロナ禍を経て一昨年から再開。復活後4回目の開催となった。
出場者は海上に張られた約50㍍の綱につかまり、対岸を目指して少しずつ進んだ。脚を掛けるのは反則で、岸壁からの応援を背に綱を揺らしながら進み、力尽きると約5㍍下の海面に落下。大きな水柱を上げて会場を盛り上げた。
優勝は、大会復活後最高記録となる35㍍進んだ石田町の会社員、池内克斗(ふぁいと)さん(27)。令和元年大会以来2度目の優勝を飾った。設備会社に勤め、エアコン設置など日頃から体力を使う作業に従事している。前年優勝記録29㍍を目標に「行けるところまでいこう」と挑み、33㍍付近で一度止まったが、「35㍍行けるよ!」との応援に、さらに記録を伸ばした。
前回優勝時は、妻のお腹にいた長男も今は5歳になり、さらに次男と長女も誕生。その家族と会社社長の応援に応えた結果に「社長や家族の前でいい姿を見せられた」と満足げだった。