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女子勝本が後半に逆転。男子石田は9年ぶり優勝。市中体連 駅伝大会。

市中学校体育連盟駅伝競走大会(男子57回、女子40回)が6日、筒城ふれあい広場ジョギングコース(1周1000㍍)の周回コース(男子6区間20㌔=1、6区4㌔、2~5区3㌔、女子5区間12㌔=1、5区3㌔、2~4区2㌔)で開催され、市内4校からそれぞれAB各2チーム、計8チームが出場。女子は昨年2位の勝本が雪辱に成功。男子は石田が9年ぶりに優勝した。女子1位勝本、2位郷ノ浦、男子1位石田、2位勝本が11月5日に諫早・トランスコスモススタジアム長崎で開催予定の県中学駅伝へ出場を決めた。大会はソーシャルディスタンスを保つなど新型コロナウイルス感染症対策を万全に整えて実施された。

 

女子の勝本が逆転勝ちを決めた。各チームがエースを揃える1区に1年生の入江夏海を抜擢。郷ノ浦3年の野村夏希が予想通りの強さで2位石田に24秒差をつけたが、入江も46秒差3位に踏ん張ったことが大きかった。

2区篠﨑柚陽(1年)が区間賞で差を詰めると、3区もキャプテンの大野ちひろ(3年)が区間賞で2秒差2位に上がる。4区田中恵愛(3年)は区間4位ながら郷ノ浦を逆転してトップに立つと、アンカー中上瑠菜(2年)は2位郷ノ浦を29秒突き放す独走で優勝を決めた。

中上は「みんながタイムを縮めて、トップでタスキを渡してくれた。その思いに応えようと懸命に走った。昨年、1年生で区間賞を取れたことが自信になった」、大野は「1年生が頑張ってくれたので、キャプテンとしてしっかり走らなければ、という思いだった。県大会は昨年の10位を超えたい」と目標を語った。

男子は1区から石田と勝本の激しいデッドヒートが終始続いた。石田はアンカーの桑原圭太郎(3年)にタスキが渡った時点で3秒差2位。3周目までは勝本のアンカー齊藤健(3年)が首位を譲らなかったが、4周目に入ったところで桑原がスパート。齊藤も最後まで離されずに粘ったが、わずか4秒差で桑原に軍配が上がった。

桑原は「昨年2区を走ったが、最初から飛ばしたので3周目にバテて2位から3位に順位を落としてしまった。それがとにかく悔しかったので、その思いを練習にぶつけ、同じ失敗をしないようにラスト1周まで我慢した。冷静に走ることが出来たのが良かった。2年生もよく頑張って、チーム全体で優勝を勝ち取ることが出来た」と喜んだ。

【成績】▽女子 ①勝本A45分33秒②郷ノ浦A46分14秒③石田A46分42秒④芦辺A47分39秒⑤芦辺B47分40秒⑥勝本B48分56秒⑦石田B50分14秒⑧郷ノ浦B51分52秒
▽男子 ①石田A1時間09分17秒②勝本A1時間09分21秒③郷ノ浦A1時間10分07秒④芦辺A1時間11分22秒⑤石田B1時間11分46秒⑥芦辺B1時間13分25秒⑦勝本B1時間13分59秒⑧郷ノ浦B1時間14分13秒

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