JA壱岐市は8月28日、新米「つや姫」の本年産米初出荷に合わせ、深江農業倉庫で出発式を開き、約百人の関係者が出席して壱岐産米の消費拡大への機運を高めた。
同JAは平成23年に高温耐性に優れたつや姫を導入するため部会を設立。翌24年から本格栽培を開始した。今年は部会員187人(前年比3人減)が144㌶(同2㌶減)で作付けし、約650㌧の集荷を見込んでいる。出発式前日までに約75%を検査した結果は全て1等級だった。30㌔当たりの販売単価は、昨年の約7700円より約3千円高い1万500円を目指して販売する方針。
出発式で川﨑裕司組合長は「高温耐性のつや姫を選定して間違いなかったという思い。今後、さらに面積を拡大していきたい。若い人たちに米作りの技術を伝承していくことが大切で、米の生産に推進をしていくのでよろしくお願いします」などと述べた。
また、つや姫部会の長岡賢司副部会長は「生産者はお米を食べた消費者からおいしかったという声があり、栽培意欲につながる。今後はさらなる栽培面積、生産量の拡大を図りたい」と述べた。
最後に30㌔の米袋を3百袋乗せたトラックが出発し、拍手で見送った。