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宮中献穀献納米の清祓神事 牧永田長「100%に近い出来」

本年度の宮中行事「新嘗祭」に献納する新穀を生産する宮中献穀事業の「献穀献納米清祓(きよはらい)」が10月17日、郷ノ浦町の国津意加美神社で行われ、同神社宮司の松本誠司宮司が修祓(献穀米清祓)、献饌、祝詞奏上、撒饌などの神事を行い、奉耕者の牧永護田長、奉賛会副会長の西寛さん、川﨑裕司さんらが玉串奉奠を行った。
清祓された献穀献納米は、皇居で毎年11月23日に天皇が新穀を神に供える新嘗祭に献上するため宮内庁に1升が送付される。また11月29、30日には県神社庁、大石賢吾県知事らに贈呈される。
献納米は7㌃の圃場から約420㌔が収穫され、これを乾燥させ、約3㌔になるまで手作業による厳格な選別作業が行われた。
牧永田長は「無事に清祓までの一通りの行事を終えることができ、役割を果たせたことに安どしている。宮中米ということでいつも以上に緊張して作った。今年は台風の被害がなく、渇水もうちは地下水を利用しているので心配がなかった。献納米にふさわしい、100%に近い出来だと自負している。多くの人の支えでこの日を迎えられた」と感無量の表情を浮かべていた。

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