芦辺地区まちづくり協議会の設立・事務所開所式が1日、芦辺小学校体育館で開かれ、約100人の参加者が開所を祝った。事務局は芦辺浦住民集会所1階に設置された。本市でのまちづくり協議会の設立は18小学校区のうち15か所目となり、設立されていないのは盈科、柳田、石田の3地区となった。盈科、石田地区は幹事会設立まで進んでいる。
同協議会の國村勉会長は「14地区ですでに設立されていて、芦辺地区はなぜできないのかと、住民から望む声を多く上がっていた。今年1月に有志14人で幹事会を立ち上げ、4月には集落支援員が配置され、14自治公民館で説明会、アンケート調査を実施。6月に設立準備委員会ができ、本日開所を迎えた。住民が何かをしたいと思った時、何かをしなければならないと思った時に、まち協が自治公民館、各種関係団体、行政と連携を図りながら地域の課題をみんなで解決し、安全・安心でさらに住みやすい地域づくりを目指していく」と挨拶した。
芦辺地区は現在、459世帯883人が居住しており、高齢化率は本市の平均を上回る41%となっている。これらの状況からまち協は基本ビジョンに「人と人とのふれあいのまちづくり」「支え合い安全で安心して暮らせるまちづくり」「こどもから高齢者までみんなで見守るまちづくり」「自然と歴史、伝統文化を大切にしたまちづくり」を掲げ、総務部会、地域づくり部会、安全・安心部会、こども部会の4部会で各種事業に取り組んでいく。計画書のキャッチフレーズは「未来につながる魅力と活気あふれる芦辺地区をめざして」。
開所式のアトラクションでは、芦辺のんのこ会の5人が長生き音頭を踊り、芦辺小学校の児童33人が「ふるさと」「校歌」を歌い、開所に花を添えた。