勝本町漁協所属のイカ釣り漁船で漁業研修をしているインドネシア人の技能実習生らが8日、天ヶ原グラウンド近くの海岸で漂着ゴミを清掃した。
清掃したのは、実習生5人と研修で乗り込んでいるイカ釣り漁船の船長ら合わせて9人。地元勝本の海をきれいにしようと、ボランティアで例年行っている。
実習生はいずれもインドネシア・ジャワ島東端のバニュワンギ出身で、共同で寮生活をして日本語の勉強や買い物、食事の支度など支え合いながら暮らしている。
研修2年目で「鷲羽丸」(19㌧、齋藤伸也船長)で実習しているヨッシー・ワルダナさん(21)は、漁で北海道まで北上する際に各港に寄り、日本各地の景色を楽しんでいるという。「船酔いとか大変だけど、楽しめています。日本や韓国のゴミがあり(清掃して)どんなゴミがあるか知りたい」と話した。
齋藤船長(39)は「とても責任感があり、一度教えたら覚えてくれる。漁業に限らず、日本での学びを生かしてもらえたら」と話した。