ウクライナ出身で1年半前から本市で暮らし、中学校で英語講師などをしている小野ヤーナさんが、自身が理事長を務めているNPO法人「BEAUTIFUL WORLD」を通して、ウクライナへの支援を呼び掛けている。
ヤーナさんは「ご存じの通り、2月24日にロシアによる侵略が始まり、私の実家のあるハリコフはキエフに次ぐ第2の都市で、激しい攻撃を受け、シンボルであった広場や建物が破壊されました。一般市民は爆撃や銃撃に怯え、地下壕や地下鉄の駅に避難し、自宅に帰って暖かいベッドで眠ることもままなりません。これから食糧や日用品が不足することが考えられます」とハリコフの厳しい状況を訴えた。
その上で「日本にいる私にできることは何かを考えた時に、戦時である今は銀行などが機能を停止しており何もできませんが、ウクライナが停戦し、人々が生活の再建をする時に金銭の援助ができればと思いました。私はウクライナや周辺国の障がい者を支援するNPO法人を設立しておりますので、そちらで皆様からのご支援を募り、必ず責任を持って現地に持参、あるいは送金をしようと思っています。このNPO法人は完全にボランティアでやっていますのでご支援いただいた金額の全額を支援に回すことができます。私の祖国、ウクライナへお気持ちだけでも結構です。お力をお貸ししただけませんでしょうか」と市民にお願いしている。
「BEAUTIFUL WORLD」のサイト(https:www.bwnpo.org)からクレジットカードで千円、5千円、1万円の3種類の支援ができる。また銀行振り込みでも寄付を受け付けている。
▽十八親和銀行壱岐中央支店 普通3051594 NPO法人 Beautiful World