
犬猫の保護を行う市民団体「壱岐島わんにゃんお守り隊299」(松嶋純子会長)は12日、壱岐の島ホール地下駐車場で猫の譲渡会を開いた。
県獣医師会壱岐支部と共催。会場には同299や市内の個人が保護している犬と猫が持ち込まれ、新たな飼い主とのマッチングが行われた。その結果、猫3頭にトライアル(相性や環境への適応を確認する一時的な生活)の申し込みがあったほか、犬1頭にもトライアルの希望があった。
会場では譲渡会に加え、犬、猫の適正飼養の啓発も行われた。犬の壱岐保健所管内の殺処分数は令和元年度180頭、2年度214頭、3年度218頭と県内でも高い状況が続いてきたが、捕獲した子犬の島内外への譲渡の取り組みが実を結び、殺処分は4年度88頭、5年度94頭、6年度69頭と減少傾向にある。
譲渡数は令和元年度から順に2頭、4頭、65頭、125頭、103頭、131頭。
松嶋会長(51)は「殺処分ゼロに向かって頑張っていきたいが、私たちだけでは限界がある。官民で取り組んでいかなければならない問題」と話した。


























