地域情報

今季は特等米も 日本酒仕込み開始 新酒は10月下旬に 重家酒造

日本酒を製造する重家酒造横山蔵で今季の製造が始まった。

酒米の初蒸しとなった6日は、早朝から酒のもとになる麹を造る米120㌔を甑(こしき)で蒸し、蔵から立ち昇る蒸気が今季の製造開始を告げた。

蒸された米は手作業で適温に冷やされ、杜氏の横山太三専務(48)が蒸し具合を確認。「出来はいい」と手ごたえを感じていた。

同社の「よこやまシリーズ」はこれまで、1~2等の山田錦を使って醸造されてきたが、今季は商品の価格は据え置きで、より品質が高い特等山田錦を中心にするという。麹米の温度や湿度を管理できる製麹機も新たに導入した。今季1本目の新酒は10月下旬に発売予定。

横山専務は「コロナ禍だが、食卓で美味しいものを飲んでいただき、前向きになっていただければ。酒造りは1に麹、2に酛(もと)、3に造り。良い麹を造ることがいい酒を造る。もう一段階上を目指したい」と話した。

福島県いわき市出身で、同蔵に勤めて4年目の吉田章宏さん(30)は「年々いい酒ができているという自負はある。コロナ禍で消費はなかなか上がらないが、クオリティを突き詰めているので、多くの人に飲んでもらいたい」と話した。

関連記事

  1. 新芦辺中校舎は新築へ。市議会2常任委が連合審査会
  2. 航空路島民割引新運賃は壱岐~長崎片道4800円。
  3. 壱岐から鎮魂の灯。ワックスボウル点灯。
  4. タブレット導入を検討 ICT推進特別委
  5. 日本初の無人機実証実験。国境監視、海難救助に期待。
  6. 35演目を舞い、踊る 壱岐大大神楽公演
  7. 運賃低廉化に8337万円。新年度一般会計当初予算案
  8. またまた記録更新 壱岐家畜市場子牛市

おすすめ記事

  1. 篠原市長が初登庁、就任式で演説 「一緒に日本一幸せな島へ」
  2. 4年ぶりに開催 津神社壱岐国牛まつり
  3. 重家酒造がグランプリ獲得 九州の蔵で初 「 松尾大社酒-1グランプリ」

歴史・自然

PAGE TOP